Archive for 2022
#113 白と黒
先週は高知観測史上最高の積雪(14cm)、家の前の公園は真っ白。
朝起きた時はテンションが上がり、娘(高2)を起こし一緒に雪だるま作りましたよ。
しかしこれが毎日となると大変ですね、、、。
半年ほど前に相談を受け、先日やっと納品してきたミーティングテーブル。
W2500×D1540×H720 と特大サイズなので、組み立て式で4分割仕様としました。
仕上げはパウダーコートとなります。
この注文主である株式会社ダンスダンスデザインの長沼さんが
なかなかナイスな方で、服装は上から下まで黒、事務所の備品もほぼ黒。
デザインという仕事なので、自身がデザインを提案する時の背景を考えてのことかな?
と、想像するのも楽しかったり。
もちろん今回のオーダーもオールブラックという事と、このサイズ感。
それをかたちにするプロセス、用途的に仕上げがパウダーコート1択と考えると
製作は板金加工から塗装まで一貫して加工ができる工場に任せた方が、
良いものができることは確実だと判断し、
今回監修という立場で携わった初めての試みとなります。
大阪の工場で製作いただき、車で引き取りに行き、
現場で無事に組み上がった時は嬉しかったですね。
ただ大きすぎて全体写真が撮影できないという落ちがありましたが、、、
今年も残すところ1週間となりました。
年末年始は12/28~1/4までお休みとなります。
その期間もお問い合わせ等はメールでしたら受け付けてますが、
返信は1/5以降から順次返信させていただきますことを予めご了承願います。
メリークリスマス!
#112 工房と工場
弟子の工場は、だいたいわたくしの工房の200倍くらい。※写真は工場のほんの1角に過ぎません。
もっとかな? 正確には弟子の父の工場ですが、
その前に弟子 笑。
弟子なんか募集してなかったんですが、いつからか師匠と呼ばれ、
まぁ、おもしろいので最近は弟子と思うようにしてます。コント的な感じで。
因みにウチの作業場を表現する時は「工房」と書きますが、普段は「コウバ」と呼んでいます。
漢字で書くと「工場」となってしまい、読む人が↑の本当の工場「コウジョウ」のようなものを想像されると困るので
「工房」と表現しています。
話がそれましたが、
誰にも教わらずノリでやってきたTIG溶接を、ノリでいいので教えてほしいとのことで講習会。
何故かついでにバイクのフレームを修理してきました。
その辺がこの弟子の才能です 笑
金曜日はいの町で打ち合わせ。
やりがいがある、結構難しい案件です。
途中立ち寄った小屋の中にはレトロな冷蔵庫。
THE 昭和デザイン。
心に滲みました。
#111 狭小工房
ありがたいことに忙しい日々を送らせていただいております。
先週にいたっては、朝は4時から夜は19時頃まで製作に励み、
製作しては塗装し、梱包するだけのマシンと化しておりました。
金属加工の作業場と聞くと、天井クレーンの付いた大きな倉庫のような建屋をイメージされると思います。
しかしウチは狭小工房ですので、そんな工場の休憩所より狭いスペースで火花を散らし、
まとまった注文の時には、ある程度製作すると塗装し、
梱包して倉庫に持って行くという超絶非効率なことをしています。
このような状態が続く30代前半なら広い作業場を借り、人を雇い、
そのまま法人成り、など対策も考えられますが、
このような状態がたまに来る50代目前のジジイにそんな野望はございません。
と言いますか、小さくまとまるのが好きなのですよ。
寝台列車のあの狭い個室、カプセルホテルとか、、、
根っからの小物なのでございます。
#110 切文字サイン
比較的注文の多い切り文字サイン。
当工房で対応できるのが、鉄、ステンレス、真鍮、あたりになります。
検索していただければ分かると思いますが、
作ってくれるサイトは結構ありますし、フォーマットが確立されており、
ショップ指定のフォント、もしくはデータさえ送れば安価に製作していただけます。
イメージが固まっていて「あとは製作だけ」という場合はウチにご相談される前に
「切文字サイン」で検索してみることをおすすめいたします。
もし、そこですんなり発注となればそれに越したことはありませんし、
材質や仕上げ、サイズ感等々一緒に考えたいというのであればまた改めてご相談ください。
例えば今回の切文字サインは、元々付いていたサインからの付け替えの依頼で、
前からも横からも見える場所への施工でしたのでスペーサーを真鍮にしました。
製作自体より、ヒアリング~製作に入るまでのプロセスがわたくしの一番の仕事だと思っています。
当工房にはマシニングセンターもレーザー加工機もありませんし、
溶接は未だに下手ですし、洗練されたデザインができるわけでもありませんが、
製作とデザイン(設計)を足し算ではなく、掛け算できることが強みだと思う今日この頃です。
そして、たまにいる何故かわたくしに作って欲しいという方、
そんな奇特な方は遠慮なくご相談くださいませ 笑
#109 試作やら
今週には12月突入ですね。
毎年のことながらとんでもないスピードです。
来年のリニューアルにむけ時間を見つけては試作を続けていますが、
いまひとつ今までの殻を破りきれてない感がありますし、
通常業務やら来年の某プロジェクトやら
色々なことに追われていて、なかなか思うようには進んでいないのが現状です。
しかしやるしかないのですよ。
来年は卯年ということで年男ですから、、、。※24歳ではありません 😏
以前にもお伝えしましたが、このような試作品は製品化しない場合
来年からオンラインショップのリミテッドアイテムで販売していきます。
どうぞよろしくお願いいたします。
#108 キネマミュージアム
打ち合わせに行って駐車違反切符を切られると、
反則金15000円がお見積りに加算されますのでご注意ください。
嘘です。注意するのはわたくしの方です。
1年以上前から打ち合わせを続けていた kinema M の金物諸々
やっと動き始めました。
まずは正面入口のM型取手から
前回の期間限定映画館のM型取手はオール鉄製でしたが、※ 詳しくは→ #062 キネマM
今回はステンレスと真鍮のハイブリッドです。
あの頃なら確実に提案できなかった仕様かと、、、
50の節目が見えてきましたが、少しづつまだ成長しているようです。
Live as if you were to die tomorrow.
Learn as if you were to live forever.
明日死ぬと思って生きよ 永遠に生きると思って学べ
マハトマ・ガンジー
#107 分かち合ふ農園
友人のステンドグラス作家 moritakeglass モリタケ氏が営む農園
分かち合ふ農園 Wakachi au Farm の、
看板といいますか表札。
オーダーがシンプルだっただけにテクスチャーだけで勝負しております。
因みに素材はステンレスです。
作業台も納品してますので、それは追々。
小物のご注文に関しまして。
今後は小物類もWEBSHOPで販売していきます。
受注生産は難しいのでリミテッドアイテムでの販売になるかと思います。
難しいというのは、1個だけ製作するとどうしても効率が悪いので価格が高くなってしまう、
という意味での「難しい」です。
価格設定というのは本当に難しいです。
#106 ワークスツール2
友人でもある孤高の陶芸家 堅田貴治 氏
住所を聞いても絶対にたどり着けない場所でろくろ挽いています 笑
近々一緒にプロダクト製作いたしますのでお楽しみに。
以前お皿を飾る台(プレートスタンド)を製作させていただきましたが、
今回は作業用のスツールを製作。※ 詳細はコチラ→ ワークスツール
座面はもちろん本革で、革といえばもちろんBORSAの松本さん
何も言わなくても見えなくなる裏面を真鍮の釘でとめてくれてたりと、
良い仕事をしてくれます。
こうやって、頼れる仲間がいるというのは助かりますし、
わたくしも金属加工で彼らに頼っていただりします。
以前のブログでオーダーメイドは、「大変楽しい時と大変苦しい時がある」と書きましたが、
同じ職人からのオーダーは確実に前者である事がわかりました。
取り急ぎ今後続けたいリストに入れておきます。
#105 ワークスツール
作業台を新調したのに合わせ、倉庫で使ってたスツールを作業場まで、、
作ったのはもう10年以上は前ですが、かなり強靭に作ってますので
わたくしがお亡くなりになるまでは持つと思います。
丸い座面は開業当時から作業場でずっと使っているスツールで
コチラは14~15年になりますかね。
座面もヌメ革を買って 硬い革を泣きながら張ったのを覚えています。
思えば、あの頃の情熱を失ってしまってるのかもしれない。
アーメン
#104 人間だもの
高知で独特のカルチャーを確立している芸西村。
芸西クルーよりナスTゲットしました。
ESOWさんとHIROTTONさんのナイスなグラフィック。
これは買う。
欲しい方は連絡いただければご希望サイズの在庫あるか確認しますが、
もちろんマージンはしっかりいただきます(嘘)
※因みにナスキャップもあります
そしてわたくしは来年に向け着々と、、、
とりあえず2023年はやりたいことをやってみるのですよ
人間だもの、、、
みつを
#103 太陽の塔
絞り粕となっているわたくしはインプットのため大阪へ
太陽の塔は昔からなんか好きで、今回初めて内覧してきました。
※写真撮影は1Fのみ可能
いい刺激をいただきました。
そして、私の記憶が確かならば・・・
最後に足を運んだのが10年程前
TRUCK FURNITURE さんへ
相変わらず世界観はパーフェクト。
自分がどれだけ妥協しているのか思い知らされました。
明日から襟を正して今後のために精進いたします。
#102 今後のことを少し
山口自転車 マルワイ号
最近よく相談に乗っていただいているボルサ松本さんの愛車。
ボルサさんのことは以前ブログにも書いたのでよろしければ下記より
UDATSU IRON WORKSのショッピングサイトでは
来年にはwebshopの製品を一新する予定なのと、
今まではほぼ稼働していなかったリミテッドアイテムですが、
受注生産として受けるには難しい製品
レギュラーになるまでのプロトタイプなどを販売していく予定です。
プロトは製品化するまでの試作品といったところで しょうか?
↑ 画像のようなパーツも製品化すればレーザーカットですが、
試作段階では何度か作り直しながら調整するので手切りです。
あと、オーダーメイドに関しましては、正直申しますと大変楽しい時と
大変苦しい時がございます。
お受けする基準が明確になるまでは当面お休みする予定です。
引き続き頭を整理していきます。
#101 自作道具
あれから初めての月曜日。
更新いたします 笑
先日オーダーを受けたイベント用のミラー
得意のアナログ式です。
鏡のフレーム部はフラットバーを曲げて成形しています。
その加工に使うベンダーは自作道具ですが、
むかし必要にかられ突貫製作した物です。
いつかちゃんとしたのを作ろうと思ってましたが、死ぬまで使いそうです 笑
現在来年のリニューアルに向け
自分のやりたいこと、やりたくないことを仕分けしています。
どうしてやりたいのか、どうしてやりたくないのか
そのあたりを深く考え答えを出していきたいと思います。
#100 ご無沙汰しております。
友人のオール真鍮製と、僕のは真鍮+ステンレスのジェフデッカーハングノーズキーチェーンです。
こんなナイスなプロダクトをいつか生み出したいものです。
ご無沙汰しております。
近況報告はインスタグラムばかりでしたが、
「ばかり」と言うほど更新してませんが、UIW ← フォローいただければ幸いです。
実は1年程かなり深い迷宮をさまよってました。
一旦現時点での答えが出たように思います。
そして、久しぶりにブログを書いてみようかと思えばキリよく100回。
もうあの頃のわたくしではございません。
色々と変わっていきますので、また詳細はご報告いたします。
誰も読んでなくてもブログは毎週月曜日更新いたします。
たぶん、、、笑
PS ジェフデッカーのキーリングは偽物にご注意を